好きにしたらいいよ

思ったことを書いています。育児成分が多めです。

仕事の価値観でそのまま育児したら精神が崩壊しそうになった

前回、子どもを産んだばかりで体調も悪いのになぜあんなに焦っていたんだろう?と書いた。

 

keylove7.hatenablog.com

 

いま思うに、「社会人時代の価値観で育児をしようとしていた」から、苦しかったのではないかと思う。

私の社会人時代の価値観というのは、以下のようなものだった。

・効率を重視する

・生産性を高める

・最適解をみつけ、改善する

・周囲と相談しながら進める

これらを達成したいのに、対赤ちゃんの育児では当然ながら全く歯が立たなかった。

特につらかったのは睡眠と食事だった。

一秒でも長く寝てほしくて色々とためし、やっと長く寝てくれる方法がみつかった!と思ったのに、次の日には同じことをやっても全然寝てくれなかったり、

前回もりもり食べた食材を今回は手もつけないということがたびたびあって、その度に私は混乱し、本当にがっかりした。

冷静に考えると当然のことで、赤ちゃんは日々変化しているのだから、絶対にいつも通用する答えなどあるはずがない。私は執拗にそれを追い求めて、自分を苦しめていた。周囲と相談したくても、私と同じ熱量で我が子をみている人などいないので相談しようがなかった。(朝早く出勤して夜中に帰宅する夫は、私と子どもはいつも寝ているがいつ起きているんだろうと思っていたらしい。夜中となりでずっと起きていたのに・・・)

本当に苦しい日々で、最終的にはこどもが怖く感じるようになり、寝ているこどもを細い戸の隙間から見るような奇妙な接し方をしていた。

逆に(?)家事は効率化が通用する領域だったので、派遣でいただいたお給料でドラム式洗濯機と、ロボット掃除機と、食洗機を購入した。これは本当に役立つ良い買い物だった。特にドラム式洗濯機はあるとないとで大違いだったので、もし育児がつらくて、購入を迷っている方がいたらぜひおすすめしたい。

そして2024年現在、紆余曲折ありながらもなんとか小学生まで子どもを育てることができた。今の私が育児に関して気をつけていることは、これだけだ。

・安全を確保する

・心を傷つけない

・「いま」の子どもをみる

油断すると私の脳はすぐ最適解をみつけようとするので、なるべくその回路は眠らせておくようにしている。いつかまた必要になったとき使い物にならないかもしれないけど、まぁいい。